京都弁護士会所属会員に対する殺人未遂事件に関する会長声明
2013年8月27日 公開
2013年8月8日,京都弁護士会所属の彦惣弘会員が事務所からの帰り道に男に襲われて腹部を刃物で複数回刺され,全治約2か月の重傷を負う事件が発生した。
犯人は,同会員が数年前に受任していた離婚事件の元依頼者であったとのことであり,弁護士業務に関連した逆恨みから凶行に及んだものと思われる。
当会も,2010年11月,当会会長等を歴任した津谷裕貴会員を過去に担当していた離婚事件の相手方の犯罪によって失うという痛恨の経験をしている。
基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする弁護士の職務がこのような暴力によって妨害され,国民の権利の実現に重大な障害を生じることは断じてあってはならない。
当会は,今後も弁護士業務に対する暴力行為には毅然とした態度で立ち向かい,国民の正当な権利を擁護するため,全力で職務を遂行していく決意であることを表明する。
2013年(平成25年)8月27日
秋田弁護士会
会長 江 野 栄